作品制作動画

栃杢輪花菓子器

(漆芸・木工芸)

第20回 金沢城・兼六園大茶会工芸作品展 金沢市長賞 受賞作

栃の縮み杢材で制作した菓子器です。
縮み杢とは、木の繊維方向と直交する直線的な木目のことで、特に栃材に特徴的な木の表情です。

轆轤で仕上げ挽きを終えた後に、輪花模様の彫刻を施して、銀の露玉をアクセントに配してあります。

栃はその素材の色が真っ白で美しく、これを活かす為にガラス・コート(液体ガラス塗料)で仕上げました。クリア塗料とはいえ、塗装すればさすがに濡れ色にはなってしまいますが、栃の素材の美しさは活かすことができたと思います。

尚、本作品は桐箱付きですが、売約後に制作致しますので、発送まで2〜3週間前お時間を頂きたく、よろしくお願い致します。

商品コード:SY-001

制作年:2014年

サイズ:直径 24.0 ㎝ × 高さ 3.3 ㎝

99,000円(税込み)
日本国内送料込 (但し、北海道・沖縄は1,000円)
※日本国外への発送はできません。

ご購入の際の注意点

電子レンジや食器洗浄機でのご使用は、木部を割れさせることになりますので、絶対にお止めください。

また、直射日光の当たる場所や、エアコンの風が直接当たる場所に置きますと、木が割れたり歪んだりする可能性がたかいので絶対に避けて下さい。

佐竹巧成のプロフィール

94年 大学院(工芸)終了しました佐竹 巧成です。美大では漆芸を学びました。

現在は石川県加賀市山中温泉で家業である山中漆器の挽物木地師をしております。挽物とは木をロクロにセットして、漆器の木地であるお椀や鉢などを製造する仕事です。

普段は職人として働く傍ら、『日本伝統工芸展』を中心に作品を制作、発表しております。作品に関しては、仕上げの漆工程まで全て自分で行なっております。

山中漆器は特に挽物の技術では、質・量ともに日本一の産地と自負しております。一方で、ロクロで木を挽く仕事は、回転体であるために、どうしても形に制約ができてしまいます。そのなかで、どうすれば新しい表現が生み出せるか、日々無い知恵を絞って制作しております。

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