作品制作動画

黒柿造小棗

(漆芸・木工芸)

茶箱用に制作した小棗です。
素材は黒柿です。

内側は真塗りで仕上げ、抹茶の粉が木目に詰まらないようにしてあります。

蓋の甲盛(天)の一部にシミのように見える部分がわずかにありますが、これは仕上げミスや汚れではなく、黒柿にだけある性質ですが、漆をいくら吸わせても、研ぎを何回繰り返しても、艶が上がらないことがあり、本作の場合もそれにあたります。注意して見ないと分からないレベルだと思います。

尚、本作品は桐箱付きですが、売約後に製作致しますので、2〜3週間程度お時間を頂きたく、よろしくお願い致します。

商品コード:SY-011

制作年:2009年

サイズ:直径56㍉ × 高さ67㍉

94,600円(税込み)
日本国内送料込 (但し、北海道・沖縄は1,000円)
※日本国外への発送はできません。

ご購入の際の注意点

電子レンジや食器洗浄機でのご使用は、木部を割れさせることになりますので、絶対にお止めください。

また、直射日光の当たる場所や、エアコンの風が直接当たる場所に置きますと、木が割れたり歪んだりする可能性がたかいので絶対に避けて下さい。

佐竹巧成のプロフィール

94年 大学院(工芸)終了しました佐竹 巧成です。美大では漆芸を学びました。

現在は石川県加賀市山中温泉で家業である山中漆器の挽物木地師をしております。挽物とは木をロクロにセットして、漆器の木地であるお椀や鉢などを製造する仕事です。

普段は職人として働く傍ら、『日本伝統工芸展』を中心に作品を制作、発表しております。作品に関しては、仕上げの漆工程まで全て自分で行なっております。

山中漆器は特に挽物の技術では、質・量ともに日本一の産地と自負しております。一方で、ロクロで木を挽く仕事は、回転体であるために、どうしても形に制約ができてしまいます。そのなかで、どうすれば新しい表現が生み出せるか、日々無い知恵を絞って制作しております。

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