inada shun

稲田 峻

日本画

Message

ある季節ずっと咲いているように見える花も、実は短いスパンで入れ替わっており、そのように普段見えている 様々な形は実態があるようでなく…、その曖昧な視覚は人間の存在の有無さえも、間違う事なく流れていく時間の情緒感を伴いながら捉えている。
私が使用する岩絵の具は他の顔料より粒子が粗く、画面の中でまるで生きているように重なり混ざり合いながら 美しいハーモニーをかもし出す。様々に発色する色は、光のない体内で鼓動する心音のように変化し、やがて 描いている人体も背景も形となり無形となり、流動する粒子はいつでも何物にも変化できる状態で存在して いるようにも感じる。まるですべての物質を作っている素粒子のように…。
連綿と繰り返される人間の生そして死、またすべての物質が「生マレ出ズルコト」は、実はその素粒子が流動し 変化した今の時点での現象であるに過ぎない。限られた命の時間の中、生という奇跡の時を感じることで、人類が少しでも豊かに生きる事につながればと願い…表現する。

稲田峻 ホームページ http://www.inada-shun.jp

History

1963年
兵庫県西宮市に生まれる。
1987年
金沢美術工芸大学 美術工芸学部 日本画専攻卒業
2009年
イタリア フィレンツェにて滞在 研修制作
~2017年
現在 無所属

Career

1995年
第6回川端龍子賞展 龍子大賞受賞(和歌山市民会館)
2007年
第18回臥龍桜日本画大賞展 優秀賞受賞(飛騨位山文化交流館 岐阜県美術館)
2008年
第10回記念雪梁舎フィレンツェ賞展フィレンツェ大賞受賞(新潟雪梁舎美術館)
個展
林田画廊 (東京都中央区京橋) 2007年 2011年 2016年
シロタ画廊( 東京都中央区銀座) 2010年 2013年 2015年
兵庫県立美術館(兵庫県神戸市) 2015年
Galerie Lee (Paris, France) 2016年
企画展
『「川端龍子賞」大賞受賞作品と川端龍子名品との競艶』展(六本木 泉屋博古館分館) 2003年
川端龍子と和歌山ー120年の絆ー 展 (和歌山市立博物館)2011年
西宮市・紹興市友好都市提携30周年記念交流書画展(中国 紹興市) 2015年


稲田峻の作品